おもちゃのお医者様へ

ご近所で月に一回おもちゃの病院が開かれる。

卒業したおもちゃを持ち込むと、欲しいリユースおもちゃを貰える「おもちゃお譲り会」もある。

いい取り組みだなと、息子が小さい頃から興味はあったけど利用したことはなく、今回初めて行ってみた。

 

というのも、去年の誕生日プレゼントのラジコンカーが壊れてしまって、私の手に負えなかったので。

患者は大きめのハマー。息子が森でも公園でもよく遊んでいる超お気に入り。パワーがあって本当にどこでもよく走るので、つい調子に乗って段差をわざと乗り越えさせたり泥んこに入れたり無茶しがち…で、車軸が折れてしまった。

私が素人なりに開腹手術をして接着し、さらにマステを巻いてみたけど、すぐまたとれてしまった。

 

おもちゃの病院では10人くらいのおじ様たちが黙々と手術中。受付で問診票を書くと、診察してくれて「入院ですね」と。「肝心な部分の故障なので結構難しいですがやってみます。治ったらなるべく早く連絡しますね。」と言ってくださった。

どんな場所かな?治してくれるかな?と緊張していた息子、ほっとしたのか最後に「ありがとう」だけはしっかり言えた。

 

去年亡くなった私の祖父は、子煩悩の孫大好きおじいちゃんで、とっても器用な人だったから、小さい頃おもちゃをよく直してもらった。「接着剤があれば大抵のものは直せるから心配しなくていいよ」という感じで、怒ったり説教したりしないで直してくれたのを覚えている。

食べさせたり遊んであげたり、いろんな愛情表現があるけど、大事なおもちゃを直して、落ち込んでいるこどもを励ますっていうのもその一つだと思う。だから私も、息子のおもちゃはできる限り直してきた。洋服の穴、靴底が浮いてきたり、キーホルダーが壊れてしまったりしたのも直してきた。でも今回は力及ばず…おもちゃDrにすがったというわけ。

治るかどうかは分からないけど、おもちゃを大事にする気持ち、こどもを応援する大人は両親だけじゃないってことなどなど学べただけでもありがたい。

catswhiskers について

言うまでもなく猫好き。隠してもばれる程度にお酒好き。 こどもにはこどもらしく過ごせる時間を。大人には大人の世界を。 なるべく自然の中へ。こどもは育ち、母はほっと一息自分の世界へ…そういう子育ての日々。 「人よ、寛かなれ」色々あるけど「落ち着け、私」。
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