家族自由研究:ハンドドリップ

朝8時からピアノ。そんな早くからレッスンする先生も先生だけど行く方も行く方。

でもおかげで学校のない日も親子で早起きして勤勉に過ごせている。

今日も自転車をこいで間に合って行きレッスンを受けた。帰宅してもまだ9時ちょっと過ぎ。まだ朝。朝といえばモーニング…シャレではなくて近所の喫茶店にモーニングを食べび行ける時間!!ということで、行ってみた。

実は昨日ランチに行ったら満席だったのでそのリベンジ。私と夫は先日行ったけど、息子はまだなので連れて行ってみた。

私はモーニングにして、息子は青いクリームソーダ。パンや卵は半分こ。今朝は混んでいなくてのんびり過ごせた。マスターと息子がいつの間にか仲良くなって、なぜかゾンビ映画談義をしていたのには笑ってしまった。

次のお客さまのコーヒーを淹れるのをカウンター越しに見せてもらって「家でやってみたい!!」というので豆を一袋買ってきた。

私も夫もコーヒーは好きだけどこだわりはない。家ではインスタントでよくて、たまに美味しいのを外でのんびり飲めたら大満足。でもせっかくだからやってみて、家でも美味しい(当社比の基準が底辺なのでどんなでも美味しいかと)コーヒーが飲めたら嬉しい。

ミルをポチるところからなので、若干の不安はありつつ…家族の自由研究的な感じで楽しんでみたい。

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運動会

快晴の運動会。一昨日夜から昨日午前中にかけてたっぷり雨が降り、街の空気も洗われて爽やか。

去年は保護者一名のみ参加だったため夫が見に行った。今年は2名までOKとのことで夫婦で揃って見学できた。

夫は最近首・肩・腕の痛みがひどいらしくやや元気がない。今日も顔色が優れない中何とか頑張って学校へ。他学年の勇姿が見られない難点があるけど、病人にとっては短時間、混み合わずに見られる入替制がありがたいのかもしれない。

場所取り争奪戦のような殺気だった雰囲気は一切なくいたって和やか。みんな比較的バラけて好きな場所から見ていた。夫はずっと立っていられないので小さな折りたたみ椅子を置かせてもらって、座って見ることができた。息子の出番以外は日陰にも入れた。最悪具合が悪くなって倒れるかも、まで考えていた私は心底ほっとした。

2月の終わりの告知のときには「運動会見られる?」と心配した。今日、運動会はクリア。次はピアノの発表会かな。夫婦で揃って行けますように。

息子は器用なことに、ダンスの途中でこちらに手を振って合図した。パパ大好きっこだから、参観日でも運動会でもパパが行ったらにっこにこ。あんまりプレッシャーは良くないから本人には言わないけど、息子のためにも体を大事にしながら頑張ってほしい。私もサポートを頑張る。

家族にとって一つの大事な節目になった運動会。子供がいるってありがたいこと。成長や行事でいろんなことに気づかせてくれる。息子も夫も猫たちも、互いにみんなを大事に。自分も大事に。毎日を大事に進んでいく。

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食べる姿

コロナ禍が極まって「マスク会食」なるものまで出てきた世の中。私は家に病人がいる小市民なので「コロナは風邪派」には与しないのだけど、それでも行き過ぎやり過ぎと感じることは多い。換気・手洗い・マスク・ワクチンくらいは文句言わずに実行するけれど、ちょっと疲れてきた感は否めない。感染はいまだに怖いから、対策は続けているけど。

「顔の下半身」・「上半身」なんていう言葉も聞くようになった。マスクで隠れる部分は顔の下半身ということらしい。メイク動画でも「下半身はマスクで隠れるから薄づき。上半身ははっきりさせて印象付けましょう」みたいに言えば確かにわかりやすい。必要に応じて拡がった言葉なんだろう。

マスクに隠れる下半身は見ない・見えない生活なので、家族以外の人が食事する様子なんて見ることがほとんどない。真面目に自粛を続けていたら外食もしないだろうし、食べる姿を見る機会がなさそう。

だからどうした、という訳ではないけど、今日ちょっと頭に浮かんだこととして書いておく。

息子のサッカーに付き添った帰り道。川にいつものアオサギ君(勝手にオスと思ってるだけ。本当はメスかも)がいた。朝からの雨で増水して濁った川なのに、悠然として事もなげに魚をとっては食べていた。サギを見てまで「マスクしてない」なんて思うほど狂ってはいないのだが、何となく「あー。食べてるなあ。食べる姿って生きてるって感じがするなあ。こういうの、ヒトでは最近見てない感じがするなあ」と感じたのだ。息子は今日みたいな川にいつものアオサギ君がいるとは思わなかったみたいで、川は気にせずどんどん先へ行ってしまった。私はアオサギの野生の姿に見惚れてしまって、しばらく止まって眺めた。

アオサギ君はここらでは(この河岸では)なかなかの人気者で、足を止めて見ている人が多い。私と息子もファンだし、今まで何度も赤の他人と一緒に「あ!今魚とった!」「今日は食べないね。魚いないのかな」なんて盛り上がった。

鳴き声がいい訳でもないし、そこまで美しい訳でもない鳥のような気がするけど、狩の様子は魅力的。つい見てしまう。生きてるって感じがするから。野生味のある生き物を間近で見ることって刺激になる。ワクワクする。

ヒトも早くマスクを外して良くなって、アオサギ君のように自然体で悠然と食事ができるようになったらいいな。

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カレンダー機能搭載ママ

カレンダー管理に忙しい。ママ業の中で最重要なのは予定管理かもしれない。

自分の予定や家事・仕事・買い物リストなどは昔ながらの手帳管理。毎年色々悩む楽しみがある。今年は大きめのペイパーブランク。

キッチンの壁には家族用カレンダー。100均の3ヶ月並べられる便利なタイプ。夫の通院予定や息子の習い事など書き込み。

冷蔵庫には3才くらいの時から始めた息子専用週間カレンダー。小さめのホワイトボードに1週間分の予定を明示。午前午後に分けていて、学校・学童・習い事・遊びの予定などをマークにして磁石で貼っている。字が読めない頃は一緒に絵を描いてマグネットを共作していたのもいい思い出。

最近はお薬カレンダーも追加された。近所の薬局で100円で買ってみたものが意外といい仕事をしてくれている。

夫が昨夏の手術後、日に3回数種類服薬せねばならず結構苦労していた。お薬ポーチを決めてまとめて入れて彼なりに管理していたけど、仕事で疲れている夜の服薬が特に面倒そうだった。

毎回のように「こんなにたくさん薬飲むようになっちゃったなあ」なんて言うのも気になっていた。いつまでも若くはないのだし、毎日何かしら飲んでいる人だって多いんじゃない?なんて励ましてもあまり効果はない様子。日に3回も落ち込んでいたら鬱になっちゃうんじゃないかと本気で心配になった。

そこでお薬カレンダー導入を思いついたのだけど、何度か提案しても「そこまでしなくていいよ。自分で飲めるし」と。でも、服薬の様子を見ていると毎回大変そう。朝昼晩微妙に違う薬を飲むのって健康でもこんがらがりそうなのに、まして術後で体調が良くない中では頭が痛くなりそう。

そこで、私が喘息の定期受診をしたついでに薬局で買って「便利そうなのあったから買ってみた。使ってみたら?お試しして嫌ならやめればいいよ」とやや強引に始めてみた。

壁掛けポケットに直に薬を入れると不便なので、小さなジップ袋を用意。シールを貼って朝昼晩が分かるようにした。昼は職場に持って行くので、忘れた時用の予備袋も準備。薬リストをポケットの上部に貼って、それを見ながら袋詰め。詰めて数と種類を確認したらジップしてカレンダーのポケットへ。やってみたらそんなに手間ではない。週一回の薬の補充は私がやることにした。袋を取って飲むだけなので夫も楽みたい。考えたり迷ったりしていちいち時間や労力を使わなくていいのは大事なこと。家族がサポートできることって多くないから、できることはやりたい。だいぶ慣れてきたから今後薬の種類が増えたり変わったりしても何とかやっていけるはず。

手帳からお薬カレンダーまで、機能フル回転ママとしてしばらくはやっていかなければ。

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我が家の運動会仕度

もうすぐ運動会なので、3つほど買い物をした。

と言っても簡略化された午前中だけの運動会なので、お弁当の買い出しではない。

靴と靴下と椅子である。

男の子は髪型も服装も皆似通っていて、差別化が難しい。運動会で我が子を見失うなんて失態は困るのでド派手な靴下と靴で送り出す作戦。椅子は折り畳めるプラのもの。森の仲間がずっと使っていて良さは確認済み。体調のよくない中見学に行く夫が疲れたら座れるように持参する。

髪型、髪飾り、服装、持ち物など全てにおいて個性を出せる女の子が羨ましい。

息子にもなるべくきれいな色の服を、と思ってもなかなか売られていないのが現実。小2にしては背が高い息子。まだギリギリ子供服コーナーで根気よく探せばパステルやヴィヴィッドな色の服が見つかるけど、サイズ的には来年以降「アディ●ス」とか「プー●」とかばかりのワードローブになるかも、と母は怯えている。田舎のスーパーにいるおじさんと変わらないような格好は…おじさんになってからしてほしいの。

今回息子は濃い緑に黄色やオレンジのマーブル模様が入ったド派手シューズを選んだ。

初めは無難な紺色(ちょっとトカゲのようなぬめっとした光沢ありでなかなか素敵だけど遠目には紺)と青を選んだので、一瞬作戦失敗かと焦ったがサイズが合わず断念。密かにほくそ笑む母。履き心地よく色も気に入ったのはド派手緑シューズ。走るとスパイクがニュッと出るギミックもあって、男の子心を満たす工夫があるのもまんまと気に入った様子。

緑の靴に蛍光色の靴下なら目立つはず。

念の為本人にも派手な靴and靴下作戦どう?と了承は得ている。

普段から遠くに出かける時や外遊びの際には派手な服を着せている。迷子防止と見守りしやすいようにという意図で。なので息子も派手な格好は慣れたもの。

椅子は500gほどのプラでぺちゃんこに畳めるけど100kgまで座れる優れもの。息子が小さい頃、ベンチのないバス停や行列の待ち時間にあったら便利だったろうなと思う。2、3才の子は「ここが君の場所だよ」というのがないとふらふらしがち。ずっと立っていて疲れてぐずることもある。さっと出して「君の席だよ。座っていいよ」とできたら息子も落ち着くし母もチョロ助を追い回さなくてよくてお互いハッピーだったかも。

週末は天気が良いらしい。暑くなるみたいだから夫が最後まで息子の勇姿を見られるか心配。椅子とお茶と日傘と…備えを忘れず行こう。

 

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まさかの5拍子

息子の発表会の曲選びの日。今年は親子で楽しみながら選べた。

去年は「発表会出ない」というのを説得するところから始まったけど、

今年は「発表会何ひく?かっこいい曲、元気な曲、優しい曲、悲しい曲とかいろいろあるよ。どんなのがいい?」とさらっと言ってみたら「えっとー、かっこいい曲がいい。ミニオンズとかマリオの曲ある?」なんて乗ってきてくれた。よかったー。

先生との連弾はマリオに即決まり。ソロをどうするかはレッスン中には決まらず宿題に。

先生はエレクトーンから始めた方のせいか、クラシックだけにこだわらずポップス・ジャズも幅広くひく。昨年連弾で「きみはともだち」をひいたら、息子にはジャズが合う!と感じたらしく今年もジャズスタンダードかアニメ曲のジャズアレンジにしたら?と提案してくれた。

帰宅後、おやつを食べながら楽譜リストを見て、Spotifyで順に聴いていった。10曲以上から絞るのは、7才児の集中力では至難の業。今日の仕事にならないかな、ご機嫌をとって決めるのに数日かかるかな、と覚悟していたけど杞憂だった。もともと音楽が好きで、一緒に聴くのが大好きな息子は全曲しっかり聴いて彼なりに反応して判断していた。

二人で踊ったり歌ったりしながら、〇×△をつけてしぼっていったら、最後はなんと‼『Take Five』と『I Got Rhythm』が残った。何バージョンか聴いたら『Take Five』のクールさに気付いた息子。おもむろに曲名メモの横に「けってい」と書いた。

今年は5拍子の超クールソングにチャレンジするらしい。

そこまではノリノリだった母もさすがにちょっと緊張。変拍子ひけるのかしら…。ワルツはひいたことがあるけど、5拍子をステージで…だ、大丈夫????

「かっこいいの選んだね。ちょっと変わった曲だから先生にメールしてみて意見きいてみよう」と伝えて早速メール。

返事は「素敵な曲を選びましたね。次回からレッスンは発表会曲だけに絞って集中的に頑張りましょう。お母様もジャズがお好きと伺っていますから、いろんな方の演奏を聴かせてみて、どんな感じが気に入るか見ていただけたら助かります」とのこと。

この中から選んでいいよ、とはいったもののまさか5拍子を選ぶとは…もっと他の易しい曲にしては?なんて言わない。先生はいつでも肝が据わっていて潔い。素敵。

実はこの曲は私のお気に入りでもあって、学生時代に歌ったこともある。普段も時々Spotifyで聴いていたから、息子の耳にもなんとなく入っていたのかも。今から本番が楽しみ…と同時に、毎日うまく練習する気にさせて協力しないと。

「ちょっと休んでこっちみてよ。私をかまって」なんて歌詞だしね。

 

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乱読雑記『ぼくはどこからきたの?』

『ぼくどこからきたの?』ピーター・メイル 訳:たにかわ しゅんたろう

 

所謂性教育の絵本なんだけど、ちょっとヘンテコな絵で、易しい言葉で、でもずばりと必要なことが書かれていてすばらしい。息子も気に入って何回も読んでいる。

 

副題というか、表紙の下部に宣伝文句のように添えてある言葉がふるっている。

 

あるがままの いのちのはなし。ごまかしなし、さしえつき。

 

これだ!!と思って即借りた。

 

もうすぐ水泳の授業が始まる。水着になるから、今までよりも自分や他人の体に興味を持つかもしれない。

学童にも入ったし、他の託児を利用することもあるし、だんだん親離れしている息子だから、私の目が届かない時間もずいぶん長くなった。考えたくはないけど、どこに悪い大人や先輩や友達がいるか分からない。

被害だけでなく、加害の可能性だって考えておかないといけない。ちょっと触ってみちゃった、とかちょっと興味があって覗いてみちゃった、とか。うちの子に限ってそんなこと、とは言えない。

 

性教育的なことは断片的には教えてきたけど、そろそろ核心(?)を教えた方がいいなと思って、図書館で探して出会った本。あの飄々としつつ真実を語るたにかわしゅんたろう氏のおすすめなら間違いない!とめくってみたら最高の内容で迷わず借りてきたのだった。

 

一番よかったのは、性器の名前と役割を明示していること。特に女性器。

我が家は息子なので「なんでママにはおちんちんがないの?」「女の人はおしっこするときどうするの?」なんてよく聞かれる。その都度「おちんちんがないだけでおしっこが出る穴はあるんだよ」と教えてきたけど、はっきりした名前をなんと教えたらいいか正直困っていた。この本で一発解決。

 

あとはこどもをつくることは愛し合うことで、幸せで気持ちいいことで本能的なこと(というか自然なこと)とわかる書き方もすてきだった。

前半はちょっとどきどきしちゃう内容だけど、受精してからお腹の中で育つ様子も書いてあるから、こどもは後半自分事として読める。セックスについてだけ書いてあるのだと、こどもには現実味がないかもしれないけど、後半に赤ちゃんの成長が細かく書かれているから「あなたが生まれるまでの物語だよ」としっかり感じられる。

 

本当にごまかしなし。

看板に偽りなし。

 

息子は「わー、裸んぼの絵が描いてある」なんてくすくす笑いながら自分で読んでから、「ママ読んで」と持ってきた。夕飯づくりの途中だったけど、大事なチャンスなので手を止めて読んだ。

7歳児の反応は素直でとってもかわいかった。照れたり驚いたりしながら最後まで食いついてきいて、質問もいっぱいしてきた。最後にはよくのみこめた様子。

 

読み終わってからへその緒を見せたら喜んでいた。

その後、嬉しそうにしばらく赤ちゃんの時のアルバムをめくっていた。

読み聞かせの途中で帰ってきたパパにも、「こんな変な本読んでたんだよ」と報告にいって、自分が生まれたときの話を聞いていた。立ち合い出産で大感動した夫は、あの時のことをにこにこ話してくれた。

 

私も、息子も、夫も、ふんわり幸せな気持ちになった。

この本、名作。

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おもちゃのお医者様へ

ご近所で月に一回おもちゃの病院が開かれる。

卒業したおもちゃを持ち込むと、欲しいリユースおもちゃを貰える「おもちゃお譲り会」もある。

いい取り組みだなと、息子が小さい頃から興味はあったけど利用したことはなく、今回初めて行ってみた。

 

というのも、去年の誕生日プレゼントのラジコンカーが壊れてしまって、私の手に負えなかったので。

患者は大きめのハマー。息子が森でも公園でもよく遊んでいる超お気に入り。パワーがあって本当にどこでもよく走るので、つい調子に乗って段差をわざと乗り越えさせたり泥んこに入れたり無茶しがち…で、車軸が折れてしまった。

私が素人なりに開腹手術をして接着し、さらにマステを巻いてみたけど、すぐまたとれてしまった。

 

おもちゃの病院では10人くらいのおじ様たちが黙々と手術中。受付で問診票を書くと、診察してくれて「入院ですね」と。「肝心な部分の故障なので結構難しいですがやってみます。治ったらなるべく早く連絡しますね。」と言ってくださった。

どんな場所かな?治してくれるかな?と緊張していた息子、ほっとしたのか最後に「ありがとう」だけはしっかり言えた。

 

去年亡くなった私の祖父は、子煩悩の孫大好きおじいちゃんで、とっても器用な人だったから、小さい頃おもちゃをよく直してもらった。「接着剤があれば大抵のものは直せるから心配しなくていいよ」という感じで、怒ったり説教したりしないで直してくれたのを覚えている。

食べさせたり遊んであげたり、いろんな愛情表現があるけど、大事なおもちゃを直して、落ち込んでいるこどもを励ますっていうのもその一つだと思う。だから私も、息子のおもちゃはできる限り直してきた。洋服の穴、靴底が浮いてきたり、キーホルダーが壊れてしまったりしたのも直してきた。でも今回は力及ばず…おもちゃDrにすがったというわけ。

治るかどうかは分からないけど、おもちゃを大事にする気持ち、こどもを応援する大人は両親だけじゃないってことなどなど学べただけでもありがたい。

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100年記念カステラ

紀の國屋廃業にショックを受け、今日は地元和菓子店で買い物を、と張り切ったがあいにくの雨。自転車で行けないとなると今日は厳しい。お菓子も濡れちゃう。

予定変更。行きやすい駅ビルの文明堂へ。夏みかんカステラを買ったら、「東京進出100周年なので記念にお配りしています」とカステラ巻をくれた。

100年前って大正時代⁉しかも創業はもっと前⁉帰宅しておやつに頂きながら、100年前の日本の写真を検索して息子に見せたら驚いていた。私は祖父が大正生まれだし、小学生の時までは曾祖母も存命だった。大正時代はギリギリなんとなくはイメージがつく。曾祖母は毎日和服だった。祖父の実家に遊びに行ったら、昔ながらの土間がある家だったりもして、所謂「昔の生活」をある程度見知っている。でも平成生まれの息子にはまったく予備知識も経験もない。「みんな着物だ!」「写真が古い!(白黒)」と驚いていた。カステラからの学び。

そういえば、私が勤めていた和菓子屋さんも本家は創業から100年以上経っている老舗。一般に、3代以上続いている企業は希少と言われているけど、和菓子業界にはそういうお店が結構あるはず。やはり「買って応援」していきたい。

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明日は必ず和菓子屋へ

紀の國屋倒産にショックを受けている。

相國最中が有名。あの立派な最中も好きだが、私はきび大福が大好物。

ふっくら肉厚なきびの餅に、優しい甘さの餡子。黄色に薄い焦げ目のような見た目も魅力的。炙っていただくと最高。息子も大好き。

素朴で毎日でも食べたい和菓子だけど、日もちしないから買い置きできない。早く買いに行かないと売り切れてしまう稀少なお菓子。

お客様があるときに買っておいたり、手土産にしたりしていた。もともとは従姉妹の好物で、教えてもらって好きになった。

最近も隣の駅に行ったついでに買った。

毎年柏餅や水無月のような季節の和菓子はそこで買っていた。

夫が結婚の挨拶の際、私の両親への手土産にしたのが桐箱入りの相國最中だった。

色々思い入れがあって、日常的にお世話になっていた店が突然閉じるのはショック。悲しい。

和菓子職人見習いの経験がある、気合の入った和菓子好きとしては、生活圏に和菓子屋さんがなくなるのはやりきれない。困る。

コンビニやスーパーに和菓子があるのは良いこと。でも、本格的な和菓子が買えるお店もあってほしい。

「買って応援」してきたつもりの紀の國屋倒産には呆然としてしまうけど明日は近所の和菓子屋さんに買いに行こうと思う。

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