ネットの大海・蟹の巣穴その1

2月末に夫の診断が出てから約2ヶ月「困った時ほど相談できない」問題に向き合っている。経緯は長くなるので割愛。今のところの方針だけ書いてみる。

相談・依存はプロにすべし

私の友人は皆同年代の子育て世代。それぞれに悩みがあるしとにかく忙しい。答えの出ないような深刻な悩みに付き合ってもらうのは忍びない。無駄に動揺させたくないし。お付き合いに支障がある場合だけ、我が家の事情を簡単に伝えることに決めた。幸い夫のお世話になっている病院のサポートが手厚いので、プロの看護師さんやソーシャルワーカーさんを頼る。学校系は担任とスクールカウンセラーさん。家族・患者の会やマギー東京などのサポート組織も信頼できるものがいくつもある

暴走は書いて抑えるべし

私は比較的危機に強い質。しおれるより戦うタイプのようで、ピンチのときほど頭が回転する。これは良し悪しあって、行動する場面ではテキパキ動けて良いけど、回転が止まらないと夜一人でいる時までアイディアや言葉が湧いてきて休めない。アドレナリン出すぎ?今までは鎮静のために日記を書いたりSNSに投稿したりしていたけど、最近アナログの日記は家族日記にまとめてしまったから書けない。SNSは…と改めて考えてみると「匿名性」の点で疑問が湧いてきた。FBは当然だけどTwitterもインスタもいつの間にか知り合いとつながっていたり、フォロワーさんと仲良くなっていてリアルの友達に近い関係性になっていたり。この状態で悩みを吐き出したら、①に反する。リアルと準リアルの友人にダダ洩れになってしまうのはぜひとも避けたい。ということで新たにこのブログを始めた。

ネットの大海を泳いでいるようで、

実はどこかの湾の…小さな磯の…岩陰の…蟹の巣穴…???くらいのごくごく小さな水溜まりでうじうじしているようなものなんだろうな。

ちょっと顔を出しても知り合いしかいないような。

誰もいない海で自由に泳ぎたかったら、ちょっと漕ぎ出さないと。

 

 

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長いお暇~凪~(コロナ記⑤)

学級閉鎖→咳・発熱→陽性の息子。先週金曜の学級閉鎖から自宅軟禁状態本日で10日目。すっかり回復して暇を持て余した7才児の長い長いお休みの記録⑤

今回は、困ったとき誰に頼るかという話。

【DAY8お助け要員召喚】

半日アニメを見続けたり、一日ほとんどパジャマで過ごしたり、回復後の療養期間を満喫している息子。完全にゆるみきっている。ある程度は許すが、ついに私の我慢の限界を超えたので実家の両親にヘルプ要請。ゆっくり話せるタイミングでビデオ通話をしてもらった。さすがにパジャマではまずい、と着替えて身支度した息子。久しぶりにパパ・ママ以外の大人と話せて嬉しかったみたい。ピアノを弾いたりブロック作品を自慢したりして、いっぱい褒めてもらってご満悦。1時間弱の通話で、息子はもちろんだけど、何より煮詰まりそうだった私の心がレスキューされた。ありがたい。

我が家はいわゆる核家族。私も夫も実家が遠く、気軽には実家からのサポートを受けられない。実家の両親や兄弟姉妹に何かあっても私たちは即戦力にはなれないのでそこはお互い様。コロナになってからは年に1回の帰省もできていないので、長いこと直接は会えていない。普段はメールやLINEで連絡を取りあったり、アプリでこどもの写真を共有したり、贈り物のやりとりをしたりしてゆるりとつながっている。仲はよいのだけど。

実は今、我が家は夫の体調不良という大問題を抱えている。悩んだり沈んだりしたときの、私なりの対処法の一つとしてこのブログを始めた、という経緯もある。

夫の診断が出てからずっと「もしものときはどうすればいいのか」をぐるぐる考え夫婦で相談もし、できる範囲で少しずつ動いているのだけど、深刻な問題ほど誰かに相談し助けてもらう難しさがあるな、と実感している。難しい問題ほど相談しづらい、助けてもらわなきゃいけないのにヘルプが出せない、という矛盾。

診断後夫の実家へは夫がすぐに伝えたが、私の実家へは報告できなかった。心配をかけるのが申し訳ない。両親だって実際のところ(メールやLINEで元気そうなだけで)元気か分からない。具体的にどう助けてほしいのか整理できていないから話せない。なんて丸々一か月悩み続けてようやく電話した。それが今月の頭。

幸い両親は健在なので話をじっくり聞いてくれて、できるサポートはないかと考えてくれた。今の我が家には平和な「日常」が一番大事なことも理解してくれて、「本当ならすぐにでも駆け付けたいところだけれど、夫さんの体調と相談して行けるときに行くよ。孫くんだけ迎えに行って預かってもいいし」と言ってくれた。「緊急のときにはいつでも呼んで」とも。

私が一番頼みたいことは息子の応援。核家族の一人っ子。それでなくても心細いだろうから。今まで以上にビデオ通話やメッセージのやりとりをして応援してやってほしい、とお願いした。考えたくはないけれど、何か起こって駆け付けてくれたときに、両親と息子があまり疎遠だとお互い不幸なので普段から仲良くしておいてほしい、という実際的な理由もある。今回のコロナ陽性は、祖父母と孫が交流を深めるいい機会にはなった。

3歳くらいの頃、まだ「兄弟・姉妹・家族」という言葉を知らなかった息子は、いつも一緒に遊んでいる友達の兄弟姉妹を「友達」とは区別して「〇〇の仲間」と表現していた。仲良しのAくんに顔がよく似た兄を「大きいAくん」と呼んだときは笑ったが、言い得て妙というかなんというか。

兄弟姉妹が仲間なら、息子自身には仲間がいないことになる。仲間を作ってあげたい気持ちもあったのだけど、こればかりはそう思い通りには調達できず…息子には弟や妹という仲間はいない。でも、親も仲間だし、祖父母もおじさんもおばさんもいとこも仲間。君は一人じゃないんだよ、とは伝えていこうと思う。私の両親や祖父母がそうしてくれたように私も。

 

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長いお暇~凪~(コロナ記④)

学級閉鎖→咳・発熱→陽性の息子。

連休前はすべて自主療養期間になり学校に行けない。長い長いお休みの記録④

先週金曜の学級閉鎖から自宅軟禁状態本日で9日目。初日、学級閉鎖になった日のふりかえり。

◆DAY1突然のメール◆

「学級閉鎖になりました。フォームに入力して迎えに来て」9時前に学校からメール受信。私は身支度中でメールには気付かず、夫からのLINEに先に気付いた。

「学級崩壊だって!迎えに行ける?」

!?!?!?

夫、落ち着いてくれ。学級閉鎖と学級崩壊は別物よ。

フォームに「迎えに行く人」と「行ける時間帯」を入力し、自転車に飛び乗った。電車で買い物に行く予定だったので、出かける前に気付けてよかった。

それにしても担任の先生との初顔合わせが学級閉鎖の引き取りなんて…。まだ2年生の教室がどこかも分からないのに…。

学校に着くと何人かのママが来ていた。仕事着のまま駆け付けた人、下のお子さんを連れた人も。「幼稚園の遠足だったのに行けなくなっちゃって」と半泣きのおチビさんを連れたママが一番気の毒だった。コロナめ‼決して許すまじ‼

◆DAY1キョロキョロピヨピヨ◆

参観も懇談会もこれからだったので、2年生の雰囲気はどんなか未知。

学童や登校班では先輩ぶって1年生に色々教えてあげたりしているようなので(あくまで本人談だけれど)、教室でもさぞやみんな落ち着いていることでしょう、と期待して向かったのだけど…

「あ‼〇〇のママだ‼」「こんにちはー」

「〇〇‼お前のママ来たよ‼」「次は誰かな~」「〇〇、またねー」

まだまだ幼い丸い顔を廊下に向けて、

みんなキョロキョロピヨピヨしていて…かわいいのなんの♡

ずいぶん大きくなったけど、2年生ってまだまだお子様なのね。非常事態に戦々恐々としている…というよりはわくわくしちゃっているあの感じが全開。

先生も生徒のソワソワを叱るわけでもなく「はーい、皆さーん、〇〇君が帰りまーす。ご挨拶しましょうねー」というのんきな感じ。

帰り支度を済ませてランドセルを机に置いて、「お席で過ごしましょう。ご本、折り紙、お絵描きならできますよ」と言われていたらしく全員座ってはいたけど…読書に集中できるはずもなく、見事にキョロキョロピヨピヨ♪

「学級閉鎖なんて大変だー。マスク二重で行こう。感染したくないよー。」とドキドキしながら迎えに行ったけれど、緊張感がいっきに緩んだのでした。

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長いお暇~凪~(コロナ記③)

学級閉鎖→咳・発熱→陽性の息子。連休前はすべて自主療養期間になり学校に行けない。長い長いお休みの記録③

◆DAY5~7回復期◆

発症3日目で熱が収まってからは、咳が時々出るかな?くらい。学級閉鎖は日ごとに延長されて結局「各自できる範囲の自習を」になってしまった。市販のドリルと音読をやることにしたけど、本人はのーんびり遊んでばかりいる。サブスクでアニメを何時間でも観られるし、レゴで家中を飾ったり、絵を描きまくったり猫を追いかけまわしたりしていれば退屈はしない様子。

赤ちゃんの頃から一人で集中して遊べる子。私は少し離れて見守って時々声をかければいいタイプだから、こういう事態に陥ってもなんとかやっていけている。一人っ子だから、遊び相手がいないと遊べないタイプだったらママはげっそりしちゃうはず。

欲を言えば午前中に勉強を終わらせてほしいけど諦めた。まだ本調子ではないのかもしれないし、何にしろ今我が家は「非常事態」なわけだから。熱は下がったけれど、ウィルスに荒らされた体をゆっくり回復している時期なのだと無理やり納得させて、多少のことは目をつぶることにした。

◆DAY7保健所から電話◆

帰宅療養の健康観察はLINEで毎朝行う。メッセージが来たら熱とパルスオキシメーターの数値を送ればOK。

検査の次の日は何回か電話が来て「健康観察が確認できていないが大丈夫?」とメッセがあった。たまたま電話に出られなくてどうなるのかな?と思ったけど、それ以降何もなかったので自宅療養の申請が時間差でリストに載ったんだなと理解して淡々とLINE健康観察を打ち込んでいた。幸い回復していて、特に保健所に用事もなかったので不安は感じなかった。

7日目の朝、平熱で元気だが酸素飽和度が94と低め。何度も測りなおしたけど上がらず仕方なくそのまま送ったら、夕方保健所から電話。「94は低いので電話しました。今測りなおせますか」と。またうまく測れず四苦八苦したけど、97と出て何とか合格。

こうして何件も電話をかけているかと思うと頭が下がる思い。

昨年夏のデルタ流行の際に買っておいたパルスオキシメーター。どの程度正確かは分からないけどないよりはまし、と備えのつもりで買った安いもの。しかもこどもの細い指を測っているのでなかなか難しい。指先を温めてから測ってみるか、電池を新しくしてみると測れるかもしれないよ、と保健所の方にアドバイスをいただく。

今回はすぐに受診もできたし、保健所からの連絡も来た。学校もきちんと対応してくれている。

コロナ騒動が起きてもう2年半近いので、さすがにどこもシステムが整ってきているのかな。身近に感染者がいないときには「病院は混んでいる」「保健所パンク状態」などのニュースを鵜呑みにするしかなく正直不安だった。でも不思議なもので、実際こどもが感染してみると各所が機能していてきちんと対応してもらえて逆に「なんだ、思ったより大丈夫そうね」と安心できたという…。罹患した時期の問題はあるとは思うけれど。

さて、我が家の長い長いお暇はまだまだ続きます。

 

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長いお暇~凪~(コロナ記②)

学級閉鎖→咳・発熱→陽性の息子。連休前はすべて自主療養期間になり学校に行けない。長い長いお休みを過ごしている。

◆DAY3たけのこ◆

24日は朝から平熱。顔色も機嫌も悪くなくそのまま一日過ごせた。コロナの症状はこの日以来出ていない。とりあえずは一安心。

前日同級生ママがたけのこをくれた。直接受け取れないから自転車のかごに入れてもらった。朝から皮むきとあく抜きを親子で。立派なたけのこ2本だから作業のしがいがあって暇つぶしには最適。八百屋さんに教えてもらった油味噌炒めにしたらとっても美味。病み上がり君もたくさん食べられた。

◆DAY4連絡◆

月曜朝なので学校に電話。コロナになって以来連絡帳手渡しシステムがなくなり電話連絡可に。非常にありがたい改善。世間的には古い体質のまま、理不尽なままの園や学校を批判する意見が多い。我が家は、幼稚園も小学校も合理的で人間的な対応をしてくれるところだったのは運が良かった。コロナ初期、突然の全国一斉休校時の園の対応、昨年夏のデルタ流行時に事情があって自主休校させた際の学校のきめ細かいフォローに私は今でも感謝している。それについてはまた後日、忘れないうちに書き留めたい。

不満ばかりでなく、受けた親切や感謝を意識的に記録することも大事にしたいところ

電話では発症日や発熱のタイミングなど聞かれた。担任は授業が始まったらオンライン参加可能など丁寧に話してくれたが、やはり対応に追われている様子。陽性者が時間差で次々出ると当然ながら学級閉鎖が長引く可能性もあるわけで、学習のフォローについてはまた午後に連絡をくれることに。

学童は土曜も開いているので、陽性が判明してすぐ電話した。本人や家族の体調を確認し、家庭内隔離のコツまで教えてくれて「市へはこちらから報告しておきます」という完ぺきな対応。前日の看護師さんといい、担任といい、学童スタッフさんといい、的確かつ温かい対応が自然にできるのは尊敬。プロフェッショナルを感じる。

ちなみに、私の市は土日でも市の守衛室の番号に電話で陽性報告をすることになっている。私は学童経由だったけど、学童に行っていなければ守衛室に連絡だったみたい。

熱が出たり陽性判明したりすると各所に連絡の嵐になる。息子の連絡はもちろん母親の仕事だけど、一人暮らしの人は高熱の中これをこなすのはかなりつらいだろう。私は普段LINEのやりとりや日程調整なんかは苦に感じずやれる方だけど、高熱でうなっている息子を面倒見ながら、市からの指示書を読みながら対応するのはかなり骨が折れた。一人暮らしの方は、もし陽性になったら誰に連絡が必要で、食料調達など誰に頼るかは決めてリストにしておいた方がよさそう。特にLINEに不慣れな人は毎日の健康観察などがストレスになると思う。ワクチン予約などもLINEでできたりもするし、この機に(元気なうちに)慣れておくのもいいかもしれない。

県の自宅療養LINE登録、学童、学校、習い事、参加予定だったイベントの主催者への欠席連絡、発熱前に遊んだ友だちへの連絡、夫へも今後の相談、私自身のお仕事のピンチヒッター探しなどをいっきに済ませないといけなかった。頭から煙が出そう。思い出すのも嫌。頭では処理しきれなくて、手帳にリストアップして☑。ピンチの時ほどアナログ万歳。

◆PRE◆

連絡と言えば…発症日の2日前からは(条件が揃えば)濃厚接触者になるらしい。水曜、珍しく学校早上がりの日だったので同級生と思いっきり外遊びをした。基本はマスクをしていたけど、おやつを食べたり走ってずれたりで外していた時間もあった。7歳児はキャッキャと団子になって遊ぶから感染している可能性大。恐る恐る同級生ママにLINE。発熱した時点で正直にLINEしたこともあるし、もと看護師さんや医療事務さんのさばけたママばかりだったこともあって「大丈夫よー。買い物手伝うよー。気にしないでー」とさらりと受け止めてくれて助かった。ありがたい。

後で考えてみれば、ではあるけれど体調不良の予兆はあった。木曜夜、いつもは比較的穏やかな息子が珍しくめそめそ不機嫌だったのだ。水曜放課後に遊びまくった疲れかなーなんて夫婦で話していた。木曜朝は起きられず、朝ごはんもそこそこに遅刻ギリギリで登校。そして金曜に学級閉鎖して発熱。木曜から何かしらの異変があったのだと思う。

しかも木曜午後はもっと様子がおかしかった。夕ごはんにカレーを出したらお代わりに次ぐお代わりで1合以上ご飯を食べたのだ‼夫は別メニューの我が家。私と息子用に2合炊いて余るはずなのに、気付いたら窯が空っぽ‼目を疑った。私自身も体調を崩す前にやたらとジャンクなものを欲して貪り食ってしまったりする。そういうものなのかも。こんなことも遺伝?

長くなったのでここまで。

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長いお暇~凪~(コロナ記①)

世間は数年ぶりの連休らしい連休を前にさわさわ波立っている。

我が家は凪。いや、無風。

全部コロナのせい。

我が家のコロナ記録①を以下に。

◆DAY1◆

先週金曜、学級閉鎖。

その夕方から息子も咳と熱。あっという間に高熱になり震えながら寝た。夜明け前には39.5度。「寒くて暑い」と言いながら氷枕をあてたり外したりして苦しそう。

◆DAY2受診◆

次の日、かかりつけ医は朝からネット予約がいっぱい。同級生であふれかえってたりして…と思いながら電話して受診。まだ39度台で震えている7歳児。家のすぐ裏の小児科だけど歩かせるのが忍びない。もう抱いていける体重じゃないし、久しぶりにママチャリの後ろに乗せて搬送。

前に息子自身が運転していた自転車で転んで大けがしたときも、同じママチャリで搬送した。あのときの切ない気持ちを思い出した。こどもが苦しんでいるのってつらい。

コロナになってからは逆に静かになっていた小児科がこの日は激込み。泣き叫ぶ赤ちゃんがいっぱいいて阿鼻叫喚の中、発熱用診察室でしょんぼり横になっている息子が本当にかわいそう。落ち着いて座っていられずそわそわ立ち歩く私に「ママも座っていいんだよ」と気づかってくれた息子。

「今つらいのは熱と頭痛。喉は痛くない」なんて一丁前にお医者様に自分で話せたし、検査も泣かずにできた。大きくなったし優しく育ってるなぁ、なんて思わぬところで息子の成長を実感。

喉は痛くないという割には真っ赤に腫れていて「これは怪しい喉だね。学級閉鎖なら検査するしかないね」とおもむろにビニール袋をかぶせられて例によって鼻のあの検査。

5分くらいで陽性判明。

本人も私も誰も驚かないピッカピカの陽性。発症日は22日金曜日。陽性者は発症日から10日間療養とのことで数えると…息子のお休みはなんと5月2日まで‼そのまま連休に突入して計14日間‼春休みより長いお暇。この言葉の重みは、子育て中の人なら分かってもらえるはず。

看護師さんが私の連絡先を聞き取って薬局に伝えてくれた。「家近いよね。一人でお留守番できるならいったん帰ってもいいよ。薬ができたら薬局から電話してもらうからママだけとりにきたら少しは楽でしょ」と。ありがたい配慮。

途中自販機でジュースを買おうと思ったらお財布がない。家に忘れて受診していたみたい。小学生は医療費がかからないとはいえ、朝の私はどれだけ慌てていたのかと反省。財布や保険証、ひざかけなどの受診グッズを入れたかばんを玄関に置くことにした。

電話をもらって薬を外で受け取って、今度こそはとクリームソーダやアイスティーを買い込んで帰宅。「お昼何なら食べられる?」と聞いたらなんと‼「ハッピーセットが食べたい」って‼何度も聞き返したけどマックをご所望。まだ混む前の時間だったしディスタンスとるから許して‼ということで買いに走った。

ちなみに私は全くの無症状。熱もなし。ワクチン3回接種済み。手帳を開いて数えてみたら、3回目接種はギリギリ2週間前だった。打っておいてよかった。夫は訳あって接種できていないから、徹底家庭内隔離決定。

無駄になる覚悟で買ったハッピーセットだけど、信じられないことに完食。まだ高熱は続いていたけど食欲があるのは安心材料。

◆DAY2うわ言◆

午後になっても熱は下がらず苦しそうに横になっている。一度39.0のときに私ががっかりしたら「でもね、ママ、さっき39.5度だったからそれよりは下がったよ」と言った。算数できてる‼しかもなんて前向き‼とまたもや子の成長に感激。

15時頃、天井をぼーっと見つめているのに気づいて怖くなって声をかける。顔色は良くないけど意識はあって痙攣や冷や汗なんかもない。でも…「上を見るとザリガニがいるから気になるんだよ。だから見てないと」なんてうわごとのように言うからこれはまずい、と大いに焦る。

薬は飲みたくないと嫌がる息子に「このままお熱が続くとママ心配だから飲んで。ずっとお熱でフル回転している脳みそと体を休ませてあげよう」と頼み込んで処方された解熱剤を飲ませる。錠剤だからちょっと苦労した。体を起こして錠剤が飲めるなら今のところは意識障害ではない。以前、もっと小さい頃の発熱でもうわ言のような寝言を言ったことがあった。こどもの頃、熱に浮かされて私も怖い夢をよく見た。よくあること。でも不安。

夕方に薬が効いていったん平熱まで下がった。それまでは急変が怖くて、ずっと横で様子を見ていた。

昼ごはんにまさかのマック。晩ごはんはまさかのまさかのカレーライス‼たまたま作り置きしていたがカレーだったから…これも食べるというから半信半疑で出したら完食‼

これならこのまま解熱するかもと期待したけど、夜寝てからはまた全身ほっかほか顔真っ赤。

コロナ、なかなか手ごわい。防ぐのはかなり難しいのだけど、かからないにこしたことはない。我が家は息子以外には幸い拡がらず凪、というより虚無な連休にはいったところ。連休中移動される方、用事がある方はくれぐれもお気をつけて。療養中の方とそのご家族の方は…どうかご無事で。この長い長いお暇をなんとか乗り越えなくては。

 

 

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書き散らし初め

日記というよりは雑記。

日々の小さなことを、虚空に向かってつらつらと。

好きなもの、出会った景色、思ったこと、忘れたくない言葉、家族の今など。

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