長いお暇~凪~(コロナ記③)

学級閉鎖→咳・発熱→陽性の息子。連休前はすべて自主療養期間になり学校に行けない。長い長いお休みの記録③

◆DAY5~7回復期◆

発症3日目で熱が収まってからは、咳が時々出るかな?くらい。学級閉鎖は日ごとに延長されて結局「各自できる範囲の自習を」になってしまった。市販のドリルと音読をやることにしたけど、本人はのーんびり遊んでばかりいる。サブスクでアニメを何時間でも観られるし、レゴで家中を飾ったり、絵を描きまくったり猫を追いかけまわしたりしていれば退屈はしない様子。

赤ちゃんの頃から一人で集中して遊べる子。私は少し離れて見守って時々声をかければいいタイプだから、こういう事態に陥ってもなんとかやっていけている。一人っ子だから、遊び相手がいないと遊べないタイプだったらママはげっそりしちゃうはず。

欲を言えば午前中に勉強を終わらせてほしいけど諦めた。まだ本調子ではないのかもしれないし、何にしろ今我が家は「非常事態」なわけだから。熱は下がったけれど、ウィルスに荒らされた体をゆっくり回復している時期なのだと無理やり納得させて、多少のことは目をつぶることにした。

◆DAY7保健所から電話◆

帰宅療養の健康観察はLINEで毎朝行う。メッセージが来たら熱とパルスオキシメーターの数値を送ればOK。

検査の次の日は何回か電話が来て「健康観察が確認できていないが大丈夫?」とメッセがあった。たまたま電話に出られなくてどうなるのかな?と思ったけど、それ以降何もなかったので自宅療養の申請が時間差でリストに載ったんだなと理解して淡々とLINE健康観察を打ち込んでいた。幸い回復していて、特に保健所に用事もなかったので不安は感じなかった。

7日目の朝、平熱で元気だが酸素飽和度が94と低め。何度も測りなおしたけど上がらず仕方なくそのまま送ったら、夕方保健所から電話。「94は低いので電話しました。今測りなおせますか」と。またうまく測れず四苦八苦したけど、97と出て何とか合格。

こうして何件も電話をかけているかと思うと頭が下がる思い。

昨年夏のデルタ流行の際に買っておいたパルスオキシメーター。どの程度正確かは分からないけどないよりはまし、と備えのつもりで買った安いもの。しかもこどもの細い指を測っているのでなかなか難しい。指先を温めてから測ってみるか、電池を新しくしてみると測れるかもしれないよ、と保健所の方にアドバイスをいただく。

今回はすぐに受診もできたし、保健所からの連絡も来た。学校もきちんと対応してくれている。

コロナ騒動が起きてもう2年半近いので、さすがにどこもシステムが整ってきているのかな。身近に感染者がいないときには「病院は混んでいる」「保健所パンク状態」などのニュースを鵜呑みにするしかなく正直不安だった。でも不思議なもので、実際こどもが感染してみると各所が機能していてきちんと対応してもらえて逆に「なんだ、思ったより大丈夫そうね」と安心できたという…。罹患した時期の問題はあるとは思うけれど。

さて、我が家の長い長いお暇はまだまだ続きます。

 

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長いお暇~凪~(コロナ記②)

学級閉鎖→咳・発熱→陽性の息子。連休前はすべて自主療養期間になり学校に行けない。長い長いお休みを過ごしている。

◆DAY3たけのこ◆

24日は朝から平熱。顔色も機嫌も悪くなくそのまま一日過ごせた。コロナの症状はこの日以来出ていない。とりあえずは一安心。

前日同級生ママがたけのこをくれた。直接受け取れないから自転車のかごに入れてもらった。朝から皮むきとあく抜きを親子で。立派なたけのこ2本だから作業のしがいがあって暇つぶしには最適。八百屋さんに教えてもらった油味噌炒めにしたらとっても美味。病み上がり君もたくさん食べられた。

◆DAY4連絡◆

月曜朝なので学校に電話。コロナになって以来連絡帳手渡しシステムがなくなり電話連絡可に。非常にありがたい改善。世間的には古い体質のまま、理不尽なままの園や学校を批判する意見が多い。我が家は、幼稚園も小学校も合理的で人間的な対応をしてくれるところだったのは運が良かった。コロナ初期、突然の全国一斉休校時の園の対応、昨年夏のデルタ流行時に事情があって自主休校させた際の学校のきめ細かいフォローに私は今でも感謝している。それについてはまた後日、忘れないうちに書き留めたい。

不満ばかりでなく、受けた親切や感謝を意識的に記録することも大事にしたいところ

電話では発症日や発熱のタイミングなど聞かれた。担任は授業が始まったらオンライン参加可能など丁寧に話してくれたが、やはり対応に追われている様子。陽性者が時間差で次々出ると当然ながら学級閉鎖が長引く可能性もあるわけで、学習のフォローについてはまた午後に連絡をくれることに。

学童は土曜も開いているので、陽性が判明してすぐ電話した。本人や家族の体調を確認し、家庭内隔離のコツまで教えてくれて「市へはこちらから報告しておきます」という完ぺきな対応。前日の看護師さんといい、担任といい、学童スタッフさんといい、的確かつ温かい対応が自然にできるのは尊敬。プロフェッショナルを感じる。

ちなみに、私の市は土日でも市の守衛室の番号に電話で陽性報告をすることになっている。私は学童経由だったけど、学童に行っていなければ守衛室に連絡だったみたい。

熱が出たり陽性判明したりすると各所に連絡の嵐になる。息子の連絡はもちろん母親の仕事だけど、一人暮らしの人は高熱の中これをこなすのはかなりつらいだろう。私は普段LINEのやりとりや日程調整なんかは苦に感じずやれる方だけど、高熱でうなっている息子を面倒見ながら、市からの指示書を読みながら対応するのはかなり骨が折れた。一人暮らしの方は、もし陽性になったら誰に連絡が必要で、食料調達など誰に頼るかは決めてリストにしておいた方がよさそう。特にLINEに不慣れな人は毎日の健康観察などがストレスになると思う。ワクチン予約などもLINEでできたりもするし、この機に(元気なうちに)慣れておくのもいいかもしれない。

県の自宅療養LINE登録、学童、学校、習い事、参加予定だったイベントの主催者への欠席連絡、発熱前に遊んだ友だちへの連絡、夫へも今後の相談、私自身のお仕事のピンチヒッター探しなどをいっきに済ませないといけなかった。頭から煙が出そう。思い出すのも嫌。頭では処理しきれなくて、手帳にリストアップして☑。ピンチの時ほどアナログ万歳。

◆PRE◆

連絡と言えば…発症日の2日前からは(条件が揃えば)濃厚接触者になるらしい。水曜、珍しく学校早上がりの日だったので同級生と思いっきり外遊びをした。基本はマスクをしていたけど、おやつを食べたり走ってずれたりで外していた時間もあった。7歳児はキャッキャと団子になって遊ぶから感染している可能性大。恐る恐る同級生ママにLINE。発熱した時点で正直にLINEしたこともあるし、もと看護師さんや医療事務さんのさばけたママばかりだったこともあって「大丈夫よー。買い物手伝うよー。気にしないでー」とさらりと受け止めてくれて助かった。ありがたい。

後で考えてみれば、ではあるけれど体調不良の予兆はあった。木曜夜、いつもは比較的穏やかな息子が珍しくめそめそ不機嫌だったのだ。水曜放課後に遊びまくった疲れかなーなんて夫婦で話していた。木曜朝は起きられず、朝ごはんもそこそこに遅刻ギリギリで登校。そして金曜に学級閉鎖して発熱。木曜から何かしらの異変があったのだと思う。

しかも木曜午後はもっと様子がおかしかった。夕ごはんにカレーを出したらお代わりに次ぐお代わりで1合以上ご飯を食べたのだ‼夫は別メニューの我が家。私と息子用に2合炊いて余るはずなのに、気付いたら窯が空っぽ‼目を疑った。私自身も体調を崩す前にやたらとジャンクなものを欲して貪り食ってしまったりする。そういうものなのかも。こんなことも遺伝?

長くなったのでここまで。

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長いお暇~凪~(コロナ記①)

世間は数年ぶりの連休らしい連休を前にさわさわ波立っている。

我が家は凪。いや、無風。

全部コロナのせい。

我が家のコロナ記録①を以下に。

◆DAY1◆

先週金曜、学級閉鎖。

その夕方から息子も咳と熱。あっという間に高熱になり震えながら寝た。夜明け前には39.5度。「寒くて暑い」と言いながら氷枕をあてたり外したりして苦しそう。

◆DAY2受診◆

次の日、かかりつけ医は朝からネット予約がいっぱい。同級生であふれかえってたりして…と思いながら電話して受診。まだ39度台で震えている7歳児。家のすぐ裏の小児科だけど歩かせるのが忍びない。もう抱いていける体重じゃないし、久しぶりにママチャリの後ろに乗せて搬送。

前に息子自身が運転していた自転車で転んで大けがしたときも、同じママチャリで搬送した。あのときの切ない気持ちを思い出した。こどもが苦しんでいるのってつらい。

コロナになってからは逆に静かになっていた小児科がこの日は激込み。泣き叫ぶ赤ちゃんがいっぱいいて阿鼻叫喚の中、発熱用診察室でしょんぼり横になっている息子が本当にかわいそう。落ち着いて座っていられずそわそわ立ち歩く私に「ママも座っていいんだよ」と気づかってくれた息子。

「今つらいのは熱と頭痛。喉は痛くない」なんて一丁前にお医者様に自分で話せたし、検査も泣かずにできた。大きくなったし優しく育ってるなぁ、なんて思わぬところで息子の成長を実感。

喉は痛くないという割には真っ赤に腫れていて「これは怪しい喉だね。学級閉鎖なら検査するしかないね」とおもむろにビニール袋をかぶせられて例によって鼻のあの検査。

5分くらいで陽性判明。

本人も私も誰も驚かないピッカピカの陽性。発症日は22日金曜日。陽性者は発症日から10日間療養とのことで数えると…息子のお休みはなんと5月2日まで‼そのまま連休に突入して計14日間‼春休みより長いお暇。この言葉の重みは、子育て中の人なら分かってもらえるはず。

看護師さんが私の連絡先を聞き取って薬局に伝えてくれた。「家近いよね。一人でお留守番できるならいったん帰ってもいいよ。薬ができたら薬局から電話してもらうからママだけとりにきたら少しは楽でしょ」と。ありがたい配慮。

途中自販機でジュースを買おうと思ったらお財布がない。家に忘れて受診していたみたい。小学生は医療費がかからないとはいえ、朝の私はどれだけ慌てていたのかと反省。財布や保険証、ひざかけなどの受診グッズを入れたかばんを玄関に置くことにした。

電話をもらって薬を外で受け取って、今度こそはとクリームソーダやアイスティーを買い込んで帰宅。「お昼何なら食べられる?」と聞いたらなんと‼「ハッピーセットが食べたい」って‼何度も聞き返したけどマックをご所望。まだ混む前の時間だったしディスタンスとるから許して‼ということで買いに走った。

ちなみに私は全くの無症状。熱もなし。ワクチン3回接種済み。手帳を開いて数えてみたら、3回目接種はギリギリ2週間前だった。打っておいてよかった。夫は訳あって接種できていないから、徹底家庭内隔離決定。

無駄になる覚悟で買ったハッピーセットだけど、信じられないことに完食。まだ高熱は続いていたけど食欲があるのは安心材料。

◆DAY2うわ言◆

午後になっても熱は下がらず苦しそうに横になっている。一度39.0のときに私ががっかりしたら「でもね、ママ、さっき39.5度だったからそれよりは下がったよ」と言った。算数できてる‼しかもなんて前向き‼とまたもや子の成長に感激。

15時頃、天井をぼーっと見つめているのに気づいて怖くなって声をかける。顔色は良くないけど意識はあって痙攣や冷や汗なんかもない。でも…「上を見るとザリガニがいるから気になるんだよ。だから見てないと」なんてうわごとのように言うからこれはまずい、と大いに焦る。

薬は飲みたくないと嫌がる息子に「このままお熱が続くとママ心配だから飲んで。ずっとお熱でフル回転している脳みそと体を休ませてあげよう」と頼み込んで処方された解熱剤を飲ませる。錠剤だからちょっと苦労した。体を起こして錠剤が飲めるなら今のところは意識障害ではない。以前、もっと小さい頃の発熱でもうわ言のような寝言を言ったことがあった。こどもの頃、熱に浮かされて私も怖い夢をよく見た。よくあること。でも不安。

夕方に薬が効いていったん平熱まで下がった。それまでは急変が怖くて、ずっと横で様子を見ていた。

昼ごはんにまさかのマック。晩ごはんはまさかのまさかのカレーライス‼たまたま作り置きしていたがカレーだったから…これも食べるというから半信半疑で出したら完食‼

これならこのまま解熱するかもと期待したけど、夜寝てからはまた全身ほっかほか顔真っ赤。

コロナ、なかなか手ごわい。防ぐのはかなり難しいのだけど、かからないにこしたことはない。我が家は息子以外には幸い拡がらず凪、というより虚無な連休にはいったところ。連休中移動される方、用事がある方はくれぐれもお気をつけて。療養中の方とそのご家族の方は…どうかご無事で。この長い長いお暇をなんとか乗り越えなくては。

 

 

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書き散らし初め

日記というよりは雑記。

日々の小さなことを、虚空に向かってつらつらと。

好きなもの、出会った景色、思ったこと、忘れたくない言葉、家族の今など。

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