学級閉鎖→咳・発熱→陽性の息子。先週金曜の学級閉鎖から自宅軟禁状態本日で10日目。すっかり回復して暇を持て余した7才児の長い長いお休みの記録⑤
今回は、困ったとき誰に頼るかという話。
【DAY8お助け要員召喚】
半日アニメを見続けたり、一日ほとんどパジャマで過ごしたり、回復後の療養期間を満喫している息子。完全にゆるみきっている。ある程度は許すが、ついに私の我慢の限界を超えたので実家の両親にヘルプ要請。ゆっくり話せるタイミングでビデオ通話をしてもらった。さすがにパジャマではまずい、と着替えて身支度した息子。久しぶりにパパ・ママ以外の大人と話せて嬉しかったみたい。ピアノを弾いたりブロック作品を自慢したりして、いっぱい褒めてもらってご満悦。1時間弱の通話で、息子はもちろんだけど、何より煮詰まりそうだった私の心がレスキューされた。ありがたい。
我が家はいわゆる核家族。私も夫も実家が遠く、気軽には実家からのサポートを受けられない。実家の両親や兄弟姉妹に何かあっても私たちは即戦力にはなれないのでそこはお互い様。コロナになってからは年に1回の帰省もできていないので、長いこと直接は会えていない。普段はメールやLINEで連絡を取りあったり、アプリでこどもの写真を共有したり、贈り物のやりとりをしたりしてゆるりとつながっている。仲はよいのだけど。
実は今、我が家は夫の体調不良という大問題を抱えている。悩んだり沈んだりしたときの、私なりの対処法の一つとしてこのブログを始めた、という経緯もある。
夫の診断が出てからずっと「もしものときはどうすればいいのか」をぐるぐる考え夫婦で相談もし、できる範囲で少しずつ動いているのだけど、深刻な問題ほど誰かに相談し助けてもらう難しさがあるな、と実感している。難しい問題ほど相談しづらい、助けてもらわなきゃいけないのにヘルプが出せない、という矛盾。
診断後夫の実家へは夫がすぐに伝えたが、私の実家へは報告できなかった。心配をかけるのが申し訳ない。両親だって実際のところ(メールやLINEで元気そうなだけで)元気か分からない。具体的にどう助けてほしいのか整理できていないから話せない。なんて丸々一か月悩み続けてようやく電話した。それが今月の頭。
幸い両親は健在なので話をじっくり聞いてくれて、できるサポートはないかと考えてくれた。今の我が家には平和な「日常」が一番大事なことも理解してくれて、「本当ならすぐにでも駆け付けたいところだけれど、夫さんの体調と相談して行けるときに行くよ。孫くんだけ迎えに行って預かってもいいし」と言ってくれた。「緊急のときにはいつでも呼んで」とも。
私が一番頼みたいことは息子の応援。核家族の一人っ子。それでなくても心細いだろうから。今まで以上にビデオ通話やメッセージのやりとりをして応援してやってほしい、とお願いした。考えたくはないけれど、何か起こって駆け付けてくれたときに、両親と息子があまり疎遠だとお互い不幸なので普段から仲良くしておいてほしい、という実際的な理由もある。今回のコロナ陽性は、祖父母と孫が交流を深めるいい機会にはなった。
3歳くらいの頃、まだ「兄弟・姉妹・家族」という言葉を知らなかった息子は、いつも一緒に遊んでいる友達の兄弟姉妹を「友達」とは区別して「〇〇の仲間」と表現していた。仲良しのAくんに顔がよく似た兄を「大きいAくん」と呼んだときは笑ったが、言い得て妙というかなんというか。
兄弟姉妹が仲間なら、息子自身には仲間がいないことになる。仲間を作ってあげたい気持ちもあったのだけど、こればかりはそう思い通りには調達できず…息子には弟や妹という仲間はいない。でも、親も仲間だし、祖父母もおじさんもおばさんもいとこも仲間。君は一人じゃないんだよ、とは伝えていこうと思う。私の両親や祖父母がそうしてくれたように私も。