夫の実家にて缶酎ハイを飲みながら、大好きな「クレナンデス」を流し見しながら書いている。非凡な一年の締めくくりが、まさかこんなに平凡な大晦日なんて。私は運がいいのか悪いのか。
余命宣告されて年内に死ぬかもしれなかった夫は死なずに済んで、家族揃って帰省までできるほどに回復。今パジャマで寝転がりながら、息子と一緒にテレビを観ている。
コロナ禍で3年以上帰省できていなかったので、高齢の義母にはもう会えないままお見送りすることになるかもと覚悟していたが、なんとか持ちこたえてくれて再会できた。これは献身的にお世話をしている義妹のおかげ。義父はすでに他界。義妹は実家住まいで独身なので、仕事をしながらいわゆるワンオペで義母を介護している。ワンオペ育児の大変さはじわじわと世間に知られてきているが、ワンオペ介護の過酷さももっと知られるべき。
そんな義実家の状況も、夫の闘病も、息子のあれこれも、秋から始めた私の仕事も…書きたいことは山ほどあるけど、今夜は大晦日。あんまり野暮なことはしたくない。とりあえずはこんなに穏やかな大晦日を過ごせていることに感謝することだけにとどめて、真っさらな新年を迎えたい。