朝から病院へ。二日目の免疫阻害薬投入の日。放射線に引き続き、これで化学療法もおしまい。効くことを祈るばかり。
この半月くらい咳き込みと痰が気になるので肺炎かと心配していたけど、血液検査の結果は問題なし。腫瘍も急な変化はないようで少し安心。
薬の効果はじわじわと出てくるらしく、それは副作用も同じ。前回はまだ放射線後の火傷状態のつらさがあるうちに投薬したこともあって、薬の副作用のだるさや不調なのか、放射線のせいなのか判別できなかった。ただ、投薬から10日くらい経って味覚の異常がうっすら出てきた。何を食べても甘ったるく感じるらしい。それはまだ改善されずに続いているらしく気の毒。夫はもともと料理が割と好きで、休日は家族の夕飯や夫婦の昼食を作ってくれる。診断が出て放射線治療終了までは怒涛の日々で、料理どころではなかったけど、ここ半月くらいは体調が悪くなければ夕飯を作ってくれている。味覚がおかしい自覚があるので、最後の味見は私がする。そこまでの問題はないけど、自信がもてないのは不便だし嫌だろうなと思う。
今回の投薬で味覚異常が加速しないといいけれど、それもしばらく様子を見ないとわからない。あまりひどくなると、最初の癌治療の際みたいに経管栄養になってしまう。それは本人も家族もつらい。最初のとき、息子はまだ生まれたばかりで記憶はない。今はもういろんなことが理解できるし、パパ大好きなのでよく観察してもいて、誰より心配している。同じ食事ができず、嫌々管から栄養をとる姿を見るのはつらいだろう。仕方ないことだけど、そうならずに済むといいなと思ってしまう。もちろん命の方が大事だから、背に腹はかえられぬ、なのだけど。
今日は昼前に帰宅できたので、とんかつ屋さんでランチデート。余命宣告をされたときにはもう無理かと思っていた外食デートを今できていること、思えばすごいこと。本人の頑張りに感謝。投薬終了で一つの区切り。私も心新たに、できるサポートは全力で。家族3人と2匹の笑顔のために。