私たち夫婦はのーんびりしていて、行きつけの何軒かにたまに行って楽しめれば満足。あとは興味なし。新しいお店ができたから行ってみようとか、美味しいお店を検索して予約して…とかはほとんどしてこなかった。そこまでアンテナを張らなくても、頑張らなくても、いいお店が近所にあるという恵まれた環境のせいもあるけれど…。
でも夫の診断以来、ちょっと変わった。体調が良くないからできること、行ける店やタイミングは限られるけど、新しい美味しいお店を開拓してみるようになった。
近所に新しい喫茶店ができた!と気付いた夫が行きたがり、モーニングへ。とてもいいお店で二人とも気に入り、すっかり常連に。今日もランチをしてきた。
その喫茶店に豆を卸しているお店を探して行ってみた。そこも雰囲気あるお店。サービスされた水出しコーヒーが、目の覚めるような澄んだ美味しさ。
たまたま知り合ったご近所さんから教わったパン屋さんにも早速行ってみた。「このフォカッチャ美味しいからまた買ってきて」とのことで、そこにも通うことになりそう。
善は急げ…と言葉にすると切ないけれど、先がわからないとはそういうこと。それを苦にして保守に走るのではなく、新しい楽しみを見つけに行くのはなかなかよい。二人で探索して模索して、色々楽しみたい。
いいお店には後日息子も連れて行って、家族の行きつけにするのもよい。喫茶店は青と緑、2色のクリームソーダがある。こども心をくすぐるメニュー。息子もすっかり気に入って通っている。
善は急げは楽しいのだ。