今夏はカナヘビ3匹が我が家の玄関に居候している。
森に遊びに行くたびに数匹ずつ連れ帰ってきて、たまにトレードしたりもして、夏の間は我が家のとかげアパートメントの出入りが激しい。暑い間飼って観察して、秋には森に還す。餌のバッタとりも日課になるし、餌を食べた食べないで一喜一憂したり、卵が生まれてワクワクしたり、脱皮の様子が気味悪いけど面白かったり。
森に通い始めた頃は見るのは良しとするものの触るのは遠慮していた私。最近はすっかり慣れてこどもたちと一緒に捕まえたり世話したり楽しんでいる。トカゲもカナヘビもよく観察すると表情があって個体差もあってなかなかかわいい。餌をあげたり、霧吹きしたりすると反応するから「懐いたのかも!?」なんて勘違いしたりもする。
息子も初めは怖がっていたけど、おっかなびっくり触ってみたら害はないことがわかって段々慣れていった。森ではトカゲやカナヘビを捕まえられる子は賞賛される。友達と競うようにとって虫籠やネコに入れて品評している。自分より小さい子や、初めてきた子によくとれるスポットを教えてあげたりもする。
自然の中のこどもの世界では、爬虫類はかなり価値の高いコミュニケーションツール。
いくつまでこの熱狂が続くのかはわからないけど、一緒に楽しもうと思う。