闘病中の夫の体調的に旅行やお出かけは無理。
コロナ自宅療養期間が無事明けた息子だけど、特に予定のないのんびりした連休になった。春休みより長く息子が家にいたので、食事の世話やら勉強を教える手間やらで私自身もぐったり。遠出するような気力は皆無。
それでも親心としては、こどもの日くらいは何かしたいなぁと「ピザ焼く?」「手巻き寿司する?」といくつか提案したけどどれも息子にヒットせず。
唯一、散歩がてらのお詣りだけは一緒に行けた。氏神様の境内にはたくさんの鯉のぼり。風車のアーチやシャボン玉が飛ぶ演出も。カメラを置ける撮影台や五月人形のフォトブースもあった。ちびっ子に混ざって照れる息子を写真に収めて、母心は満足。神様ありがとう。
息子のお宮参りのときも「親子連れに優しいな」と感じたけど、代替わりして女性の神主さんになり、ますます親子連れウェルカムになったとか。今日も「お詣りありがとうございます」と明るく声をかけてくださった。
帰り際、2歳になるかならないかくらいの子を一人で連れてきて、写真を撮るのに四苦八苦している妊婦さんがいた。セルフタイマーで撮っては首をかしげている。頭上の鯉がうまく一緒に写らないみたい。臨月かな?くらいのお腹だし、夏日で暑い境内。お節介ながら…見かねて声をかけて、母子と鯉の写真を撮ってあげた。お腹が大きくてもワンオペでも連れてきて、写真を撮ってあげたい気持ち、よーく分かる。私も息子が小さい頃、ワンオペ育児中に何度もお手伝いしてもらってきた。今はあの頃の自分に似たようなママが困っていたら老婆心ながら…すかさず恩送り。
暑かったので、ファミレスでパフェを食べ、柏餅と菖蒲を買って帰宅。家で休んでいた夫、起きて美味しい茶碗蒸しを作ってくれていた。
ちなみに…夫は菖蒲湯に入ったことがなかったらしく、長い葉っぱを10センチくらいに丁寧に揃えて切ってしまった。包みを開けるために、と鋏を渡したのだけど、葉っぱを切るためと勘違いしたらしい。長い葉を刀に見立てて…の由来はどこへやら。いいオチまでついて、愉快なこどもの日に。